ブータン滞在記楽しんで読ませていただいてます。ご飯🍚羨ましい限りですね〜。
こちらはローマからパリまで移動してまいりました。パリは本当に素敵な場所がたくさんあるので、複数構成に分けてお送りしようと思います。
話は土木から離れますが、パリに行くことになったのは、連れの卒業論文「‘5時から7時までのクレオ’にみる女性」の聖地、モンスリ公園の巡礼というのが、ひとつ大きな目的でした。
~以下論文の概要~
この作品はフランスのヌーヴェルヴァーグという映画潮流の母といわれるアニエス・ヴァルダ(90歳・現役)という女性監督の代表作です。彼女は、女性が芸術において『対象』としての役割ばかり担っていた1960年代に、女性がどうあるべきか考えており、それを作品に現しています。そのため、作品のテクストや演出を考察することで彼女が『5時から7時までのクレオ』を撮影した段階ではどのような女性像を実現したかったのかを紐解こうとしました。(紐解けたとは言っていないby M)
→本論を読みたい方は長谷川まで!
50年間の月日を経て街も公園も様変わりしましたが、アニエス・ヴァルダが作品に込めた思いは今でも映画史において重要な意味を持っています。
撮影当時使われていたパリ環状線は今は使われなくなり、公園内には当時の廃線が残されていました。当時に思いを馳せ、なんともいえないノスタルジーに浸ることができ大満足でした。
続いて、聖地巡礼2ヵ所目「シネマテーク・フランセーズ」です。この施設は映画史を特集した博物館で、カナダが生んだ巨匠フランク・ゲーリーの手がけた建築となっています。日本では決して手に入らないアニエス・ヴァルダに関する文献が手に入るとあって、連れは目の色を変えて図書室の本を読み漁っていました笑
展示の終わりの部分に、なぜか日本語の映画ポスターがでかでかと貼ってあり、何かと思って近づくと、1959年に公開されたフランソワ・トリュフォーの傑作「大人は分かってくれない」であることが判明し、大興奮!!思わずパシャリッでした。
パリ編1は映画の話題でしたが、次回は橋をテーマにパリを見て行きたいと思います。気乞うご期待!
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