さて第6の都市はフライブルクという、ドイツ南西部フランス・スイス国境沿いに位置する小さな環境都市にやってきました。高校生の頃、長谷川はこの街に一年ほど留学をしておりました。今回は当時お世話になったホストファミリーを訪ねた形になります。
フライブルクが環境都市と呼ばれるのはその都市計画が大きいと思います。街中をトラムが網羅しており、都市中心部には車が進入禁止となっています。歩行者と自転車に非常に優しく過ごしやすい都市です。僕たちが到着した日がなんと新しいトラム線の開通日で、街中の交通費がタダになるというラッキーな出来事もありました。
はじめの写真の構図は実は、画家東山魁夷さんの「晩鐘」という作品と同じ構図で撮らせてもらったものです。留学後、福岡の展示会で東山魁夷さんを知って以来ファンだった僕としては、この街が作品になっていること自体が感動的で、いつか同じ構図を見たいと思っておりまして、念願の夢がついに果たせました!
またこれもたまたまだったのですが、ヨーロッパではつい先週カーニバルが終わったところで、この地域では日本でいう「どんど焼き」のような行事が行われていました。黒い森(Schwarzwald)をバックになかなかいい写真が撮れたのではと自画自賛です。
この行事は、街の人々への願いを叫びながら熱された木製の円盤を投げるというものなのですが、中には「別れた彼女が僕にまた振り向いてくるますように!」と堂々と叫んでる人もいましたよ笑
そういえば、フライブルクに到着したのは3/15(金曜日)のことなのですが、FridayForFutureのデモがここでも行われていました。約5000人ほどの学生が、学校をサボって気候変動政策に対するデモを行っており、その規模はものすごく大きかったです。一週間前パリに到着した時も金曜日で、凱旋門付近でデモが行われていたため、宿行きのバスを途中下車しなくてはいけなくなりました。スウェーデンのグレタ・テューンベリさんが始めたこの運動ですが、ヨーロッパでは広く支持されているんだなあと感じました。
ちなみにホストブラザーも先月参加して来たそうです。