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データ同化夏の学校@むつ

 初めまして。M1の斉藤です。今年の夏は就活、学会、研究室旅行と大忙しな日々を送っていました…。今回は8/20-8/23に開催された「データ同化夏の学校」の様子をお届けしたいと思います!

 

 「データ同化夏の学校」とは、日本海洋科学振興財団などによって行われる勉強会で、毎年夏にむつ市で開かれています。今回鼎研からは、M2脇田とM1菅野,斉藤,高橋,藪の計5名が参加し、学びを深めてきました。

 データ同化とは、シミュレーションの結果と観測値を組み合わせることで、シミュレーションを実現象に適合させる手法のことです。鼎研には洪水や雪氷などのシミュレーションモデルを扱っている人が多いため、自身の研究にもつなげられそうな内容でした。

 

 

初日

 1日目は開会式が夕方であったため、むつ市の恐山に行ってきました。恐山は日本三大心霊スポットの一つですが、実際に足を運んでみると荘厳な雰囲気が漂っていました。

 夏なのに気温は20℃ほどしかなく、人も少ないためシーンと静まり返っていました。聞こえるのは、死者を弔った風車たちが奏でるカラカラという音だけ…

 この独特な雰囲気は恐山でしか味わえないと思います。遠いですが、ぜひ一度行ってみてください。

2,3日目

 2日目からは、グループに分かれて与えられた課題について取り組みます。私は初級グループに属していたため、難易度の低いeNKF(アンサンブルカルマンフィルター)で風速の同化に挑戦しました。各グループにはデータ同化のプロがチューターとして付いているので、初学者でも学習を進めやすかったです。 

 

懇親会は近くのBBQ会場で行われました
懇親会は近くのBBQ会場で行われました

 2日目夜に行われた懇親会では、他大学の人とたくさん話すことができました。むつ市長差し入れの取れたてホタテがふるまわれる豪華な宴会で、これを目当てに参加している人もいるとか。

M1菅野ポスター発表                      「Attention mapを用いたSirikit Dam月流入量予測精度の改善」
M1菅野ポスター発表                      「Attention mapを用いたSirikit Dam月流入量予測精度の改善」

 また、3日目にはポスターセッションが行われ、鼎研からもM1菅野が発表しました。(私は課題が終わらな過ぎてまったくポスターを見に行けませんでした…泣)

最終日

 最終日には、2日間の成果をグループごとに発表しました。どのグループもレベルが高く、特に中級の方たちの発表は次元が違いすぎて圧倒されました。中級には博士や研究者の方が多かったのですが、あらめて研究の道を究めるというのはすごいことだなと実感しました。

 

 そしてなんと、私とM2脇田さんのグループは、初級1位ということで表彰されてしまいました。表彰されるほど深い内容について議論できたわけではないのですが、2日間の取り組みが評価されたということでシンプルに嬉しかったです。また、M1高橋のグループも3位を受賞しました。鼎研の存在感をアピール?できたかもしれないです。

 

 

最終日終了!地元の定食屋さんで郷土料理をいただきました。

 最終日は午前で終了したため、直帰せずに野辺地で少し寄り道してきました。野辺地には、日本最古の灯台である常夜灯がありました。今はすたれていますがかつては北前船が大量のお米を運び込み、とても栄えていたそうです。

 

クセの強いタクシー運転手になぜか北前船の解説をされている鼎研メンバー
クセの強いタクシー運転手になぜか北前船の解説をされている鼎研メンバー

野辺地の海沿いも散策。ゆっくりとした時間を過ごし、4日間の疲れが癒されました。

P.S 

 優勝特典として、海峡サーモンをいただくことができました! 弾力のあるしっかりとした食べ応えで、とてもおいしかったです。夏の学校はどなたでも参加できるので、皆さんもサーモン目当てに行ってみてはいかがでしょうか笑